漫画「へうげもの」第16巻 [漫画]
もう一ヶ月近く経過してしまいました…。blog更新をちっともしなかったので。
山田芳裕の「へうげもの」最新刊です。この漫画は日本の戦国時代、織田信長・豊臣秀吉に仕えた古田織部という大名の話です。「デカスロン」で魅せた 独特の作画は勿論健在ですし、これまた独特な擬音語・擬態語も健在。独自の解釈でフィクション性を盛り込んであり、歴史好きならずとも楽しめる作品となっ ています。
今回の16巻は関ヶ原の合戦が終了し、徳川家康の全国統一が着々と進んでいく中、豊臣恩顧の武将達がどうやって豊臣家を存続させていくかと画策する内容になります。
主人公の物欲は老いても変わらず、あれやこれやと画策します。今も昔も物欲があると大変だなぁ、と自分の物欲に辟易したりします。徳川家康が豊臣秀吉の正妻・おね(ねね、北の政所、高台院)に強烈な横恋慕をしているという設定なのですが、これが凄く面白いです。
史実を元に大胆なフィクション化を施した漫画ですが、流石に史実上の死期までは弄らないでしょうから、終わりが近づいています。寂しいですが、変に間延びさせて連載を長引かせずにキッチリと締めて貰いたいとは思います。
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