第22回 福知山マラソン 初のフルマラソン [ジョギング]
2012年11月23日(金)。人生初のフルマラソンに参加して参りました。その顛末をここに記録します。
6月20日、大阪マラソンの落選通知が届きました。まさかの二年連続。有り得ん!!
むしゃくしゃしたので、思わず福知山マラソンに申し込んでしまいました。先着順なので速攻で。
…遠い。遠すぎます。丹波篠山より更に遠い。朝何時に出れば間に合うんだろう。
申込日から開催日まで5ヶ月もあります。余裕余裕。それまでに順調に体重と体脂肪を落としつつ…
落ちませんでした。むしろ増量増加。
10月14日。マラソン一ヶ月前に30kmランを実施。30kmで2時間43分。これは本番でかなり期待出来るので?とほくそ笑みました。
しかし、二日後から風邪の症状が出始め、十日くらいで治ったかと思うとぶり返し、咳が止まらないままで残り10日を切りました。
風邪を引いてからろくに練習も出来ず、レース一週間前に少し走ったのが最後。風邪は治らず咳が止まらず。
前日は大事をとって有給休暇。風邪薬と漢方薬と栄養剤をブチ込み、炭水化物をふんだんに食べて寝ました。
レース当日。朝から雨です。風邪は少しなりを潜めています。食パン2枚、ヨーグルト、野菜ジュース、栄養ドリンクを飲んで出発。始発電車に乗らないと間に合いません。
目的地は地下鉄御堂筋線の新大阪駅。ここから事前に予約した近畿日本ツーリスト主催の直行往復バスに乗り込みます。集合時間は06:00。
5:45に到着しましたが、場所が分りません。かなり焦りましたが何とか到着。既にバスはほぼ満車。
車内でロールパン2個、バナナ1本、水500ml、ヴァームゼリー1袋を支給されましたので、ゼリーと水半分を残して後は頂きました。
一度パーキングエリアでトイレ休憩を挟んで、08:45予定通りに到着。しかしここからが予想外。
とにかく人・人・人で溢れかえっています。想定外の人。着替え場所である体育館がとにかく酷い人混み。服を着替えるのがやっとで、ゼッケンを付けることすら出来ない状態なので外へ。しかし外は小雨が降っています。
小雨の降る中、あくせくとゼッケンを取付け、準備開始。このとき既に09:30頃になっていました。
味 の素アミノバイタルゼリーマルチエネルギー、アサヒクリーム玄米ブランクリームチーズ、栄養ドリンク、明治スーパーヴァーム×2本を次々と平らげます。更 に風邪薬一式も。ストレッチを少しだけして小用トイレへ並びます。そうこうしていると10:20でもう時間一杯。タイム申告無しなので、一番最後方のJ ゾーン指定ですのでそこは問題無く一番後へ。
10:30号砲が鳴り響きました。でも動きません。7~8分後からやっとJゾーン最後方が動き始めました。スタート地点を通過したのは、10:40になっていました。グロスタイム - ネットタイム = 10分 驚く程の誤差です。これは想定外でした。
最初の1kmは団子状態。そこは折り込み済み。普段なら有り得ない低速で走ります。
1~10km。
ここもまだ人混みがあるので抑えた速度で走行。しかし、右足にほんの少し違和感というか痛みを覚えますが、大した事はありません。尿意も少し感じだし、他
のランナーが次々とトイレに駆け込んだり、挙げ句には立ちション(女性ランナーが苦笑していました)を目の当たりにしていると、私もやたらと意識しだした
り。
グロスタイム1時間15分。今までに無かった(10km~ハーフくらいだと)恐るべきスローペース。9.3kmファンランの方々と別れますので、人混みが少し解消されます。
10~20km。 給水所のスポーツドリンクはほぼ確実に飲むことにしていましたので、しっかりと取得。給水所の事前案内が見えたら携帯していたショッツ、ここでジョミ、ア ミノバイタルパーフェクトエネルギー、などを先に飲み込み、スポーツドリンクで癒します。グロスタイム1時間3分。
20~30km。この 辺から 足の痛みが自覚してきました。栄養補給と水分補給は計画的に摂っていますので、エネルギー枯渇だけは避けられる筈です。後で驚きましたが、グロスタイムは 1時間3分。10~20kmとはほんの2秒の誤差でした。つまり、10~30kmの20kmはほぼ一定の速度で走られた事になります。これも予定通り。
30km~40km。 ここからが勝負。走られずに歩きに変わっているランナーが飛躍的に増えてきます。他の大会は知りませんが、少なくとも大阪マラソンではこんなに高低差は無 いと思います(大阪ハーフマラソンで走った経験では)。それが重くのしかかってきます。沿道の応援が本当に精神的エネルギーになります。皆さんの期待に応 えられるように頑張りたいと。グロスタイム1時間6分。確実に落ちると想定していたので、これも予定通り。でもエネルギー枯渇は無いとはいえ、足全体の疲 労感はかなり厳しく、最大の目的である「歩かず、立ち止まらず」の達成が重くのし掛かってきました。
40~ラスト。残り○kmという表示が
出てからは精神的に高揚感が出てきました。もうすぐ、もうすぐと。しかし、足の疲労は脳の現実逃避から確実に現実に引き戻してくれます。ここからは根性。
ここまできて歩いてなるものか!! でも最後の坂道は本当にキツイ。事前情報で得ていましたが、実際は本当にキツい。もはやタイムとかどーでも良くなって
いて、とにかくゴールラインを越えたいと思っていました。
だがしかし、ゴールラインの電光掲示板の04:44:55。これを見たときに「ああ、し
まった、グロスタイム04:45:00を目標としていたのに」と思ってしまいました。ただ、これはグロス-ネットを2分と大甘に読んでいたためなので、結
果的にネットタイム4時間35分台だったので、目標より10分以上早くゴール出来ていました。
大会関係者並びにボランティアの人たち、中学高校生たちの祝福とねぎらいに感動してしまいました。休みの日に本当にありがとうと。
ゴール後、腰を下ろした瞬間、力が抜けました。そして立ち上がると右膝に激痛が。そこからは足を引きずるように着替えに戻り、バスの出発に間に合うようにそそくさと退散。お汁粉だけ頂いてバスに乗り込みました。
18:30。予定よりも早く新大阪に到着。駐車場に到着すると、車内で拍手が。フルマラソンを走りきったという一体感がなせる拍手だと思いました。私も拍手。最後まで気持ち良い気分でした。
翌日。右膝の痛みはそのままに、両脚は筋肉痛。ああ、やっとフルマラソンを完走したんだと実感。右膝の痛みは想定外でしたが、来年もまた大阪・神戸・福知山、どれかをまた走りたいと固く誓いました。
教訓。
・2~4時間のLSDを何度もやっておかないと脚の痛みなどを克服出来ない気が(LSDはやった事がありませんでした)。
・タイムを上げるには更なるスピードトレーニングを行い、速度を上げても心拍数が上がらないように(0~30km過ぎまでは平均心拍数145~150bpmでした)。
・栄養補給と水分補給はどんどん行うべき。嵩張らないチョイスで5km毎に5~8回程摂取出来るようにしとくと楽チン。
・靴、機能性タイツ、時計、その他グッズは惜しみなく導入する。今回はバッチリ導入しましたので、これらの恩恵も少なからずあるかと。
・レース前に自分の足の形とフォームなど、診断してもらう。右膝が痛めたのは、フォームや足の形、骨盤のズレなどが原因かな?と思います。そこをキッチリと把握・対処しておくと確実に楽。
足が治り次第、次の2013大阪ハーフマラソンへの練習を開始!!!
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